大麻(カンナビス)に含まれるテルペン5選
2023/06/18
大麻に含まれるテルペン5選
テルペンとは
テルペン(Terpene)は、自然界に広く存在する有機化合物の一群です。これらは炭化水素で構成され、
植物や一部の昆虫によって生産されます。
化学的には、イソプレン(Isoprene)という単位から構成されており、数十個から数百個のイソプレン単位が結合してできています。
テルペンは植物に匂いや風味を与える役割を果たしており、例えば柑橘類の香りや松の香りなど、
我々が日常的に感じる多くの自然の香りや風味は、テルペンによってもたらされています。
テルペンにはそれぞれ有益な特性があり、「アントラージュ効果」と呼ばれるプロセスで、ヘンプに含まれるカンナビノイドと相乗効果を発揮し、CBDと同様に落ち着きやリラックスを促す効果があると言われています。
また、テルペンは医療や香料、化粧品、食品などの産業においても広く利用されています。その中には、抗酸化作用や抗炎症作用を持つテルペンもあり、健康やウェルネス分野で注目を集めています。
大麻に含まれる主なテルペン
大麻に含まれるテルペンは200種類以上あると言われています。
また、テルペンのプロファイル(何がどれくらい含まれているか)は品種によって大きく異なります。
大麻に含まれるテルペン五つをご紹介します。
1.リモネン(Limonene):柑橘系の香りが特徴であり、スッキリとした香りを持ちます。
気分をリフレッシュさせたり、抗酸化作用や抗炎症作用があるとされています。
2.ミルセン(Myrcene):ミルセンは大麻に最も一般的に見られるテルペンであり、ハーブやスパイスにも
含まれます。リラックス効果や抗炎症作用があり、鎮静や筋肉の緊張緩和にも寄与するとされています。
3.ピネン(Pinene): ピネンは松やトウヒの樹木から抽出されることもあり、松の香りが特徴です。
集中力や注意力を高めると言われており、気分を活気づける効果もあります。
4.カリオフィレン(Caryophyllene):スパイシーな香りを持ち、黒胡椒やクローブのような特徴
があります。抗酸化作用や抗炎症作用があり、消化器系の健康をサポートすると言われています。
5.リナロール(Linalool):フローラルで甘い香りがあり、リラックス効果や抗不安作用があるとされてい. ます。
最後に
CBDの効果が感じづらい方は、テルペンを含むCBDアイテムを選ぶことで、より効果的なCBD体験を得られる可能性が高まると言えるでしょう。